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Midjourneyで生成したプリントデザインで3DCGの衣装を制作

こんにちは!オムニスCGチームの田波です。

最近は本当にMidjourneyの画像生成にはまっています。そして、タイル画像(シームレス画像)が生成できるそうなので、早速試してみました。

Midjourney公式のパラメーター一覧を確認したところ↓

「--tile パラメーターは、ファブリック、壁紙、テクスチャのシームレスなパターンを作成するための繰り返しタイルとして使用できる画像を生成します。--tileは、モデル バージョン 123および5で動作します。」とあるので、最新の5.1バージョンではうまく動作するか分かりません。

使い方

  • 「--tile」パラメーターをプロンプトの最後に追加する。

とてもシンプルですね。

 

では「イエローとブルーのストライプ」を作ってみましょう。

まず「--tile」 を追加せず画像生成をしてみました。追加しないとストライプの布の画像が生成されました。Midjourneyでは4つの画像が生成され、気に入ったものはアップスケールすることができます。

prompt:blue and yellow stripes

 

次にプロンプトの最後に「--tile」を追加して生成しました。その中で下記のタイル画像をアップスケールしました!

prompt: blue and yellow stripes --tile

Photoshopのパターンプレビューでタイル画像(シームレス画像)になっているか確認してみました。青のラインで囲んであるところが1リピートのタイル画像です。Photoshopができない場合は、公式サイトにもあるようにSeamless Pattern Checkerを使ってシームレスになっているか確認することができます。

 

縮小して全体的に確認してみましたが、違和感なく繰り返されていました。

 

次に「ピンクとブルーのドット柄」を作ってみましょう!

ドットは英語では「polkadots」と呼ばれます。それをプロンプトで指定しました。

prompt:pink and blue polkadots --tile

全体的に確認すると、タイル画像にはなっていますが、もやもやしたきれいではない部分(赤丸部分)も確認できました。

これは人間(私個人)からみるともやもやに見えますが、AIからみるとモチーフの一部として捉えられているように思います。人間がみても、人によっては気にせずに柄の一部だと判断する人もいるかもしれません。面白いですね。

 

 

最後に「花柄」を作ってみました。

floral patternでもいいのですが、グラィックデザインよりのデザインにしたかったので、promptはsmall floral graphic designとしてみました。

明るい色がいいのでbright colorも追加しました。

prompt:small floral graphic design, bright color --tile

明るい色合いですが、あまり好みではありませんでした。

背景色を白にしてもう少し可愛らしい花柄にしてみたいと思います。

prompt:small floral graphic design, bright color, white background --tile

先ほどより可愛らしい花柄ができました。背景も白でできました。では花をピンクにしてみたいと思います。

prompt:small pink floral graphic design, white background --tile

 

全体的にピンク色のタイル画像と、葉がグリーン色のタイル画像ができました。洋服にしたらイメージが変わってきそうだなと思ったので、早速3DCGのワンピースにプリント生地として適用させてみました。並べてみると葉が付いているデザインが個人的には好みでした。

また、こちらの柄もPhotoshopで確認していますが、拡大してみるとおかしいところがありました。これも人間(私個人)でみるとおかしいなと判断していますが、AIからみるとそうではなく柄の一部として判断されているようです。面白いですね。
  • 1つ目の花柄→花なのか、葉なのか、良く分からない形のモチーフがある。
  • 2つ目の花柄→ロゴのようなものがうっすら入ってしまっている。

やってみた感想

まず、英語で柄名を指定しなければならないので調査しながらプロンプトを考えました。日本語で使われている柄名そのままでは指示できないことが多いです。ストライプも種類がたくさんあります。英語ではまた違った呼ばれ方をします。
デザイン案としてMidjourneyでデザインを生成し、イメージを沸かせたり、方向性を決定する時にはとても有効だと思いました。これをもとにPhotoshopやillustratorで作ればいいものができそうです。
また、柄を生成する中で、もっと大きな花にしたい、こんなタッチの花柄にしたい、太いストライプにしたい、細いストライプにしたい、いろいろと試していきました。そちらについてはまた次回お話ししたいと思います。

最後に

今回試しながら生成した画像をそのまま使って、ブログのトップ画像のワンピースの柄や、こちらのポーチの柄を生成しました。3DCGでアイテムに載せるとさらにイメージしやすいですね。
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