【レポート】フランス大手ファッションブランド KIABI社がOpenFashion社を訪問
Mar 28, 2025
株式会社OpenFashion(本社:東京都港区、代表:上田 徹)は、2025年3月、フランス発の大手ファッションブランドであるKIABI社をオフィスに迎え、ファッション業界での生成AI技術活用に関する知見を深める機会を提供しました。
今回の訪問は、KIABI社が日本のファッション業界におけるDXやAIの影響を学ぶ研修旅行の一環として企画され、OpenFashion社がその訪問先のひとつに選ばれたものです。これは、日本のファッション業界における生成AI技術への関心の高まりを示し、業界のデジタル変革について議論する貴重な機会となりました。

OpenFashion社は、ファッション業界向けに特化した生成AI技術を活用し、デザイン支援やデータ分析ソリューションを展開。今年2月まで開発・提供していたMaisonAIは現在AuthenticAI社が運営を引き継ぎ、より幅広い業界での活用が進められています。そして現在はMaisonAIの開発や提供の中で得た知見を活かし、アパレル企業を中心に、デザイン生成、パーソナライズド提案、トレンド分析を通じて、ファッション業界のデジタル変革を支援しています。
◆生成AIによるファッションデザインの可能性
今回の訪問ではKIABI社の幹部に向けて、OpenFashion社の代表 上田が、ファッション業界における生成AIの活用事例やMaisonAIの機能について説明。MaisonAIは、デザイン生成、パーソナライズド提案、データ分析機能を備え、業務の効率化と新たなクリエイティブの可能性を提供するという説明に対し、KIABI社の参加者は、特にAIによるトレンド予測やAIエージェント機能、デザインの自動生成機能に高い関心を示しました。

◆MaisonAIのデモンストレーション
続いて、MaisonAIを活用し、短時間でデザインアイデアを生成するプロセスを実演。KIABI社向けにカスタマイズされたデザイナーAIエージェントの試作が、その場で行われました。
このAIエージェントは、KIABIのブランドアイデンティティや過去のデザイン傾向を分析し、ブランドに適したデザイン案を自動生成できるよう設計。参加者のリクエストに応じて、いくつかのコンセプトが瞬時に生成され、実際にKIABIのコレクションに活用できる可能性が検討されました。
KIABI社の幹部たちは、リアルタイムでAIが生み出す多様なデザイン案を目の当たりにし、生成AIのスピード感と柔軟性を実感したほか、
「実際に商品写真として、生成AIで生成した画像を使っている企業はあるのか?」
「同じ質問をしても、AIエージェントによって答えが変わるのか?」
など、AIに関する質問もその場では多く交わされました。

◆今後の展望
今回のKIABI社訪問を通じて、生成AIがファッション業界の業務効率化や新規事業開発にどのように貢献できるか、海外の事例を交えて多くの示唆を得ることができました。
OpenFashion社は、ファッション業界向けの生成AI活用を推進し、独自のAI技術を活かしたデザイン支援やデジタル変革を加速させていきますので、今後もファッション業界のデジタル変革をリードする存在としてご期待ください。