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【画像生成AI_前編】クリエイターたちのMidjourney:自分の理想はどこまで表現できるのか

【画像生成AI_前編】クリエイターたちのMidjourney:自分の理想はどこまで表現できるのか

はじめに

こんにちは!OpenFashion広報のYuriです。

ブログをご覧の皆さま、OpenFashionのサイトを楽しんでいただきありがとうございます。私はOpenFashion社で広報として自社のサービスはもちろん、生成AIの魅力をファッション業界だけでなく色んな人に知ってもらう活動に日夜取り組んでいます。

私も今となっては「生成AIってすごい!」と可能性を強く感じていますが、このブログが掲載されているAIファッションプラットフォーム「OpenFashion」がリリースされる以前は、「せいせいえーあい…??」「ぷ、ぷろんぷと…???なんか美味しそう…」という知識レベルでした。

そう、”AI素人”ということです。笑
 

画像生成AI、実際にどう使っている?
活用メンバーにインタビューしてみよう

そんな“AI素人”な私でも簡単にAIを通して表現できるようになったのは、画像生成AI「Midjourney(ミッドジャーニー)」を使い始めてからです。このサイトに来ている皆さまには既にお馴染みかと思いますが、Midjourneyはプロンプト(ユーザーが入力する指示や質問)を打ち込むと、Discord経由で画像を生成してくれるというサービスです。

プロンプトを打ち込むだけでこんな私好みな作品が30秒くらいで生成される…!この画像生成AI「Midjourney」ですが、使いはじめた頃は「このプロンプトだとどんなものが生成できるのかな…」など”偶然の出会い”を楽しんでいたのですが、やりこんでいくとだんだんと欲が出てきました。

「自分が頭に描くものを生成したい…」と。
そして、このブログの読者の方にも同じことを思っている人がいるのではないでしょうか。

前段が長くなりましたが、今日はOpenFashion社でMidjourneyを活用する人たちに、

・生成するものを事前にはっきりとイメージできているのか
生成するときはどんなことを想像しているのか
生成する際に参考にしているものは何なのか

    など、生成AIビギナーである私の視点で問いかけてみたいと思います!
    数々の素晴らしい作品を生成AIで生み出すOpenFashion社のメンバーに生成のコツを聞けば、きっと私もアナタもレベルアップした作品を画像生成AIで表現できるはず。では早速ご覧ください!

    参加者の紹介

    座談会の参加者は上から、インタビュイーのMASAYO、RIE、SAKI。
    インタビュアーのYURIの計4名です。

    👩 MASAYO(インタビュイー)
    ・CGチームの制作担当
    アパレル出身でOpenFashion社に入りCGをやりはじめた
    好きなプロンプトワードは「hyper realistic」「toy core」
    お気に入りの生成画像とプロンプト:
    Three fashion models wearing unique details outfits, virtual fashion, near future, curvilinear details, sophisticated, simple Background, hyper realistic.

    👩 RIE(インタビュイー)
    ・CGチームに所属し、PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)を担当
    ・アパレル出身だがデザインに関わるのは学生時代以来
    ・Midjourneyで作った画像で自分の子供に絵本を作ってあげたいと思っている
    ・好きなプロンプトワードは「unique」「sculpture」「big silhouette」
    ・お気に入りの生成画像とプロンプト:"かわいい、でもちょっと面白い"っていう感じの画像がすきFull body composition High fashion editorial photography, studio photography, black puffy coat collection, in the style of sculpture, high tonal range, vibrant color choices, modular design, clean-lined, Sweden

      👩 SAKI(インタビュイー)
      ・Web業界のデザイナーで最近は画面設計(UI)や体験デザイン(UX)などを担当
      アパレルに関する知識は特別持っておらず、完全未経験
      好きなプロンプトワードは「abstract」「geometric」「canvas」
      お気に入りの生成画像とプロンプト:It's a photorealistic interpretation of melon cream soda, vanilla ice cream, and cherries that are vividly rendered, but still retain the muted pastel geometry. When viewed through a camera lens, the bubbles appear hazy, capturing depth of field against a fragmented pastel blue sky and adjusting focus to create a photographic bokeh effect.(※厳密には3枚は異なるpromptです)

      👩‍🦰 YURI(インタビュアー)
      ・OpenFashion社の広報
      ・もともとIT企業にいたが、AIに関しては絶賛勉強中の”AIビギナー”
      ・あまり詳しくない人にも興味をもってもらえるように説明する、を心がけている
      ・好きなプロンプトワードは「cotton candy」「twinkle」
      ・お気に入りの生成画像とプロンプト:

      Full body photo, three fashion models in dresses made of metallic material.One person's motifs are pastel pink, ribbons, candies, and rubies; the second person's motifs are pastel blue, clouds, waves, and sapphires; the third person's motifs are pastel yellow, soap bubbles, and yellow diamonds

      「さらにこのワードを追加してみよう」で近づけていく

      YURI:今日はよろしくお願いします!

      早速ですが、皆さん画像を生成するときに「このプロンプトを入れたら、こういう画像が生成されるな」ってところまでイメージしてます?

      MASAYO:なんとなくですが、自分の中で優先度が高くてズレたくないテーマとかモチーフはプロンプトの前の方にもってくるとか、自己流のロジックはあります。なので、「この指示を入れたらこういうのが生成されるだろうな」というのが半分、でも残りの半分は(何が出てくるのか)読めないですね。

      SAKI:私はぼんやり「こういうのが生成されるかな」というのはありつつ、最初の段階で「こういうのを出したい!」というかっちりしたイメージまではほぼないですね。キーワードだけ指示して生成されたものを見て、「さらにこのワードを追加してみよう」と作りたいものに近づけていく感じです。

      例えばこのワンピースの生成画像なんですけど、Midjourneyを使い始めたころに私がワンピースが好きなので作ったものです。最初は”onepiese”と指示をしても出ないので、”dress(a short skirt length)”と指示したら自分好みのシルエットシルエットが出てきました。こんな感じでベースとなる服の形は決めていて、それ以外は「4月だからサクラ入れてみよう」くらいしか決めてなかったんですよね。それがどんなふうに生成されるかは想像していなかったです。

      YURI:なるほど!ちなみにこのブーツとかって何を考えて生成したんですか?

      SAKI:このブーツはデザインのもとになっている洋服があるんです。その洋服の要素を入れたブーツを作りたいと思ったので、洋服の特徴をMidjourneyの「describe(ディスクライブ)※」を使って抽出して、そこで出てきたワードをブーツ画像のプロンプトに入れています。

      ※画像読み込み、その画像のプロンプトを生成するMidjourneyの機能
       

      日常の“なんとなく思ったこと”から生まれた作品

      YURI:MASAYOさんはどうですか。このMASAYOさんの作品とかすごいユニークだな、と。
      どういう過程で作られたんですか???

      MASAYO:この作品を作った時は、コロナがだいぶ落ち着いて久しぶりに出社したので疲れていたんですよね。笑

      駅とかに人が沢山いてぶつかりたくないな、久しぶりに沢山歩いて足も痛くて宙に浮きたいな、と思って。そこから「宙に浮いた靴でふわふわと会社に行きたいな」と思って生まれた作品です。「No stress(ノーストレス)」とかもプロンプトに入ってますよね。

      SAKI:日常のなんとなく思い浮かんだことを、生成AIを通して画像に反映させるってすごい!

      YURI:たしかに。そして生成するまでの過程って色々とあるんだな、と思いました。describeを使ってワードを抽出したり、洋服の型を先に作ってそこにモチーフを加えたり。なにより日常で思ったことをそのままプロンプトとして指示するだけでも面白い作品が生まれるんですね。

      皆さん、ありがとうございます!

      後編へ続く

      今回のブログは前半なので、まず参加しているメンバーがどんなことを考えて生成しているのかを聞いてみました。後半はもう少し深堀をして聞いてみたいと思います。

      ・Midjourneyを使いこなせている実感はあるのか
      ・作りたいイメージを生成するにはどうすればいいか

      次回もお楽しみに!

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