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Kaedimのモデルを解剖しよう

Kaedimのモデルを解剖しよう

Kaedimで生成した3DモデルをCGの観点からお話していこうと思います。
Kaedimについての前回の記事はこちらです。

 

Kaedimの3Dモデルをみてみよう

使用したのはこちらの画像で、Midjourneyで生成しました。
ヒール部分の曲線や細かいディティールがありますね。

生成されたモデルがこちらです。
「Ultra」の設定で生成時間は3~4時間ほどでした。


真上から見るとシンメトリーになっています
生成した3DモデルをSketchfabにアップしました!是非ぐるっと回して見てみてください。

データについて

7.6万ポリゴンなので高精細なモデルです!
モード Ultra
ポリゴン数(三角) 76,386
頂点数 38,225
ファイルサイズ(obj) 5.5MB

3Dモデルのポリゴン数やファイルサイズ、パーツ数は使用した画像によって変動しそうです。
ちなみにブログで紹介したバッグの3Dモデルのポリゴン数はこのようになってます。

モード High Ultra
ポリゴン数(三角) 6,320 16,598
頂点数 3228 8411
ファイルサイズ(obj) 414KB 1.1MB
パーツ数 57 57


パーツ数


データを開くとパーツが分かれている状態で
20点のオブジェクトで構成されていました。

 

形状について

シャープエッジが部分的に使用されていました。
これは曲面で角を見せたいときに使われることがありますが、
ONとOFFを比較してもあまり変化が見られないと感じます。

UVについて

Kaedimでの生成時にAutomatic Texturingの設定はOFFにしています。
UVマップが整理されている状態であれば、テクスチャペイント(画像を使ってモデルに色を適用する)が可能です。
UVマップのプレビューを見ると重なっていて、UVはない状態ととらえて良いと思います。テクスチャで色を付ける際にはUVを編集する必要がありますね。


おわりに

1枚の画像から数時間で3Dモデルが生成されるのはすごいと感じました。
人がモデリングをした場合を考えると・・私だと5時間はかかりそうです;
三面図がないと難しい部分もありますね。

形状を見るとシンプルな部分とディテールがポリゴンをコントロールしながら再現されています。Kaedimのモデルをベースにバリエーションモデルを作成するのも面白いかなと思います。

使用用途や生成するモチーフの向き不向きはあるかもしれません。
靴のような、左右非対称なものを1枚の画像から生成するとシンメトリになります。よりリアルにするには、Kaedimでモデル生成後、ディティールを上げるモデリングが必要になりますね。
分かれていたパーツをブーリアン結合しリメッシュしてみました。少し調整すれば続きで作り込みもできそうです。今後の進化にとても期待しています。

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