【画像生成AI】 Midjourneyでファッション写真を目的別に生成してみよう！

こんにちは。インターン生の佐々木です。
今日は、ファッション業界で使用されている、ファッション写真を、画像生成系AIのMidjurneyで再現できるか、検証してみます。

ミッドジャーニーの設定

「Remix Mode」の詳細はMidjourney公式サイトでご確認ください。

検証するファッション写真について

ファッション業界で主に使われているの中で今回検証してみたいので下記の2つです。

ルックブック: ルックブックはコレクション全体を一覧できるカタログのようなもので、そのシーズンのブランドのテーマやビジョンを表現します。ここでは、モデルを使用してアイテムを実際に着用した状態を撮影し、各アイテムがどのように見え、どのように組み合わせることができるかを見せます。大抵の場合、スタイリングとコーディネートはブランドの視点を反映します。ブランドの世界観やストーリーを見て感じるための写真集のようなものです。

ECサイト用: ECサイト用の写真は、商品の購入につなげるために、詳細と質感を強調することが重要です。商品の色、素材感、細部のデザインなど、消費者が商品を選ぶ際に重要となる要素を明確に捉える必要があります。通常、無地の背景に対してアイテムを撮影し、必要に応じてモデルがアイテムを着用する写真も併せて撮影します。

「accelerando.Ai」のネオモードラインでこれらに使用する写真を撮影すると仮定し、その写真風の画像を生成してみたいと思います。

「accelerando.Ai」について

 「accelerando.Ai（アッチェレランドドットエーアイ）」はopen fashionが展開する、新しいかたちのファッションブランドです。コンセプトは、「交錯」です。

↑ アッチェレランド・ネオモードのイメージ画像

このブランドのコンセプトを満たす「ルックブック」「ECサイト」の写真を生成します。
今回のプロンプトは

「one model ,Unique details, virtual fashion,Near future,Curvilinear details ,simple background（一人のモデル、ユニークなディテール、バーチャルファッション、近未来、曲線的なディテール、シンプルな背景）」

としてみました。

何度か試して、素敵な服が生成されました。

もっとルックブックぽくしてみる

では、もっとルックブックに使われるような写真を生成していきます。最初に作った画像では、モデルがただ直立しているだけなので、先ほどのプロンプトに、世界観とポーズを指定してみたいと思います。

ルックブックでは、ブランドの世界観を見せることができればいいので、ポーズによって服がちゃんと見えなくても基本的には問題ありません。また、Midjourneyではプロンプトで指定せずとも、服もしくはプロンプトの世界観に合った背景や椅子を生成してくれるのが良いところです。

ECサイトの商品写真らしくする

ECサイトの購入者向けにわかりやすい写真をつくりましょう。ECサイトでは基本的に、商品のディテールや質感、色味がわかりやすくないといけないので、背景は白などで統一します。

「背景のみ追加」「white background」できた画像はこちらです。

全身が映ったので、購入者が商品全体のディテールを確認することができますね。

まとめ

• 今回は目的別に画像生成をしていきましたが、意外と難しかったというのが本音です。
• それは自分に、画角やフィルターについての「知識」がない為かとも思われます。AIで簡単に素晴らしい画像を生成することはできましたが、もっと写真を撮るときの「知識」や「テクニック」があればより狙った画像を生成できるのではないかと思いました。これからは、雑誌やWEBサイトでみるファッション系の画像も、プロンプトを意識しながら見ていこうと思いました。
• 今回は、Midjourneyの機能の一つである、「Pan Down」を使って、イメージ通りの画像を生成しましたが、他にもAdobe Photoshopなどで編集していく、という方法も重要になっていきそうですね。
• また、ファッション系の写真はルックブック用とEC用以外にも、SNS用、雑誌用、広告用、など様々なものがあります。それぞれの特徴を押さえて、プロンプトに落とし込めれば、もっと画像生成が楽しくなりそうですね！
• 今回の経験を活かして、次回のブログでは「accelerando.Ai」のルックブックやポートフォリオを実際に作ってみたいと思います。お楽しみに。

最後に今回生成した素敵な画像をいくつかご紹介します。

 これからも検証しながら楽しんでいきたいと思います！