【2D to 3D】KaedimでAI生成画像から3Dモデルを作成
Apr 26, 2023
Kaedimとは?
画像から3Dモデルを生成するサービスで、SNSでも話題になっていたので実際に試してみました。
※今回生成した3DモデルをSketchfabにアップしましたので、興味がある方は是非見てみて下さい☺
Kaedim試してみた
今回は1枚の画像からHighとUltraで生成し、比較してみようと思います。
kaedimには3つの生成方法があり、その内ディティールの再現が高い2つの生成方法で比較しようと思います。
まずインプットさせた画像はこちら。こちらはMidjourneyで生成した画像です。
High
生成時間はだいたい2時間くらいでした。
ディティールはかなり省略されてしまっていますが、全体的にはインプット画像に近いものが出来上がりました。
Ultra
生成時間は数時間ほど。
Highと比べてかなりディティールが反映されました。
HighとUltraの比較
OBJをダウンロードし、Blenderにインポートして全6方向からキャプチャーした画像になります。
左がHigh、右がUltraで生成したもの。
メッシュはほとんど変化は見られず、ディティールだけ追加されたような印象です。
今回は1枚の画像しかインプットしていないせいか、正面からみるとUltraの再現性は非常に高いですが、他の角度からみるとそこまで差はなさそうです。
もし他の角度からの画像をインプットできればまた変わってきそうな雰囲気は感じました。
補足
今回やってみて気づいた点として、生成する際にHeightをcmで指定できるのですが、OBJで書き出したものをBlenderで開くと1/10になっていました。かなり小さいです。
指定:30cm→実際:0.3cm
最後に
Kaedimは、画像から3Dモデルを生成するサービスです。このサービスを利用した経験から、思ったよりも早く生成されるのに驚きました。
通常、3Dモデルを作成するには、手作業で詳細な設計をする必要がありますが、Kaedimでは画像をアップロードするだけで簡単にモデルが作成されます。もちろん完璧なものではありませんが、ここまで出来てしまうのは凄いと思います。生成されたモデルは、リアルな見た目を持ち、比較的滑らかな曲線を再現することができています。
また、今後お知らせ機能ができるといいなと感じました。モデル生成が完了したときに通知が届くと、作業効率が大幅に向上すると思います。
Kaedimはまだ新しいサービスですが、今後の改善に期待したいと思います。
おまけ
せっかくなのでUltraで生成したものに色をつけてみました☺