【無限の可能性】「VRChat」で展開しているブランドとそのワールドへの行き方 – OpenFashion Translation missing: ja.accessibility.skip_to_text

【無限の可能性】「VRChat」で展開しているブランドとそのワールドへの行き方

こんにちは。インターン生の佐々木です。

急速に成長を遂げている、「メタバース」。また、その代表ともいえるプラットフォームの「VRChat」。名前は聞いたことあるけど実態がわからないという方も多いのではないでしょうか。まずはメタバースとワールドについて簡単に説明します。

 

「メタバース」とは

インターネット上に構築された仮想空間」のことで、現実世界と同じようにさまざまな建物が立ち並び、ユーザーは自身の分身である「アバター」を使って、好みの服や靴、帽子などのアイテムを着用し、自由に空間内を散策したり、他のユーザーとコミュニケーションをとったりして楽しむことができます。

「ワールド」とは

メタバースの中でアバター同士で集まることができる空間です。3DCGの技術があればユーザー自身で作ることもできます。

 

アンケートをとってみた

私は服飾系大学の学生ですが、今回 Z世代の友人たちに「メタバースについて知っているか」尋ねてみました。
その中で「メタバースという言葉を知っている」と答えた19人を対象にアンケートを実施しました。

興味はあるけど、プレイしたことがない、アイテムを買ったことがない、という人が多い印象ですね。

そこで、今回はその代表ともいえる「VRChat」について、そこで展開している日本のファッションブランドと実際にプレイした様子を紹介してみたいと思います。

 

VRChatを覗いてみよう

今回ご紹介するのは、VRChatと現実世界の両方で展開しているブランドです。

↑今回使用するアバターです。

 

 

chloma

 

私がメタバースで展開しているブランドとして、最初に頭に浮かんだのが「chloma(クロマ)」です。

実際にクロマがVRChat内で展開しているワールドに入ってみました。

 

「chloma」ワールドへの行き方

検索ボックスに「chloma」と入力し、

 

「join」をクリック。

すると、「chloma」のワールドに入場できます。

ワールドは、二つの空間から構成されていて、もう一つの空間では、「chloma」のバーチャルウェアが展示してあります。

「chloma」はフィジカルでもブランドを展開していますが、ここに並べてある服たちは、バーチャル限定になります。

またこのワールドでは、展示のみしていて試着、購入はできません。

私は「chloma」の服を初めて見たときに、洗練された未来的なカッコよさと、淡くやわらかい色を使用した、女の子的な可愛さの融合に衝撃を受けました。今までは、メイントレンドに登場することのなかったジャンルだと思いますが、今後はVRChatの発展に伴って、メイントレンドに浸透してくるかもしれませんね。

「chloma」の服が気になったという方は公式オンラインショップをのぞいてみてください。

chloma」(公式オンラインショップ)

 

 HATRA

「HATRA(ハトラ)」は、デザイナー長見佳祐さんにより2010年に立ち上げられた、ユニセックスウェアレーベル。フードウェア(パーカー)を中心に「部屋」を主題とした居心地のよい服を追求・提案しています。

VRChat上では、メタバースファッションブランドの「YOYOGI MORI」とともに「NINE HATRA」を展開しています。

同じく「NINE HATRA」のメタバース空間にも行ってみたいとおもいます!

 

NINE HATRA展示会場への行き方

「YOYOGI MORI」の展開ブランドが並ぶワールドの中にあります。まずはそのワールドに行きます。

「YOYOGI MORI」と検索しても素直にワールドがヒットしなかった方は「YOYOGI MORI」さんのユーザーページに遷移してください。

「Uploaded Worlds」の欄にありますので、それをクリックしてください。

 「YOYOGI MORI」 のブランドの各アバターワールドへ移動できるポータルが設置してあります。

ワールドに入って右手側のポータルに入ります。

部屋に入ると壁に地図があります。地図上の水色の四角地点へテレポートできるので、「HATRA」の部屋に一番近い四角をクリックします。(地図左上)

転送されるので、そのまま「NINE HATRA」と書いてある部屋に入ります。

階段を下ると。。

モデルに着せられた服が展示してあります。

 

薄暗くて静かな空間で、窓の外には惑星が見えます。

幻想的ですね。

そのまま外に出ると、「HATRA」の展示スペースがあります。 周りには「YOYOGI MORI」の展開している他ブランドが並びます。

どうやら服だけではなく、アバターも販売していたようです。

「HATRA」は今の日本のバーチャル・デジタルファッション業界では、一番勢いと実力があるブランドだと思います。デザイナーの長見さんはファッション3Dモデリングの本を出版したり、精力的に活動されていますし、最近では渋谷パルコでポップアップストアを開催されていました。(2023/11/25~12/3)         私も見てきましたが、最終日の夜遅くまでお客さんでにぎわってました。バーチャルでもリアルでも盛り上がりを見せる「HATRA」に、期待したいと思います。

HATRA(公式ホームページ)

YOYOGI MORI公式ホームページ)

NINE HATRA(VRChat用ウェア販売)

 

 

 ANREALAGE 

ANREALAGE(アンリアレイジ)は2003年にデザイナー森永邦彦さんが設立したファッションブランド。

2022年には細田守監督「竜とそばかすの姫」とコラボし、主人公のアバター「ベル」のドレスを制作しました。

(画像引用:細田守(2021).竜とそばかすの姫.https://ryu-to-sobakasu-no-hime.jp/)

このアンリアレイジのウェアはNFT作品としてオークションに出品され、なんと、総額5000万円で落札されました。

アンリアレイジのデジタルウェアは、VRChatだけでなく、韓国発メタバースの「ZEPETO」やアメリカを中心に若年層に人気の「Roblox」でも展開しています。

ANREALAGE DIGITAL WEAR(公式ホームページ)

BOOTH ANREALAGE(VRChat用ウェア販売)

アンリアレイジは上記で紹介した二つのブランドとは違い、ワールドは存在しません。 しかし、アンリアレイジはファッションの本場パリでコレクションを発表していて、どれも素晴らしかったです。今後も現実世界だけではなく、バーチャル、メタバースの世界でもそのデザイン力の高さを発揮されていくのではないでしょうか。

 

注意点

VRChatでファッションを楽しむとき、注意したいのが自分のアバターが「そのウェアに対応しているアバターか。」ということです。

ZEPETOは販売されているウェアはすべて自分のアバターに着せて、ファッションを楽しむことができますが、VRChatはそうではありません。

ウェアが、アバターに対応していないと、基本的にはその服を着ることができません。ウェアを購入するときに対応アバターを確認することができますので、確認してから、服を購入しましょう。

 

【番外編】accelerando.Ai (ZEPETO) 

私たち株式会社OpenFashionも、メタバース上でファッションブランドを展開しています。それが、「accelerando.Ai」(アッチェレランドドットエーアイ)です。

展開プラットフォームはアジアを中心に世界で約3億人のプレイヤーが遊んでいる、ZEPETO(ゼペット)です。

このブランドでは、定期的にAI生成画像によるデザインコンテストを行い、受賞された作品を元に3DCGでアイテムを制作しています。

 

accelerando.Ai (公式サイト)

 

まとめ

VRChatで展開しているブランドを紹介していきました。

リアルの世界では実現できないようなデザインも、バーチャル、メタバースの世界ではファッションとして楽しむことができます。

そんなメタバースの進化は目覚ましく、VRChatに限らず、今後も様々なブランドが登場するのではないでしょうか。また、バーチャルファッションの市場性や、ブロックチェーン技術を使った、資産価値性も注目されています。みなさんもこれを機に、バーチャルファッションの世界を楽しんでみてはいかかでしょうか。

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